
「節約って、結局どこから手をつけたらいいの?」
FP(ファイナンシャルプランナー)として多くの家庭を見てきた私が断言します。
「節約=我慢」ではなく、「仕組み」で勝つ時代です。
この記事では、実際に我が家(共働き・子ども2人)が実践しているリアルな節約術を、FPの視点からデータと効果を交えて紹介します。
このブログでわかること
- FPが「自分の家でもやっている」再現性の高い節約法
- 節約×資産形成を両立させる「仕組み化のコツ」
- 食費・通信費・保険・光熱費など固定費の見直し効果(実データ付き)
- FP家庭が実際に浮かせた金額と、そのお金の使い道
1. 食費:買い方を変えるだけで月7,000円削減
FPの我が家では、毎月の家計の中で「食費」を最初に見直しました。
2024年の家計簿データでは、食費は月平均62,000円→55,000円に減少(▲7,000円)。
具体的にやったのは以下の3つです。
- 週1まとめ買い+冷凍保存(無駄買い激減)
- ふるさと納税でお米・肉を実質0円調達
- ポイントサイト経由でスーパー電子マネー還元率を1.5倍に
結果、子どもが成長して食費が上がる中でも、
月7,000円の削減×12か月=年間84,000円の節約に成功。
2. 通信費:格安SIM+Wi-Fi一本化で年間10万円削減
以前は夫婦でドコモを契約(合計月16,000円)。
現在は、夫:楽天モバイル/妻:ahamoライト+光回線を解約し、ホームルーターに一本化。
結果、月額16,000円→7,500円へ。
年間で約10万2,000円の固定費削減ができました。
ちなみに、FP目線でのポイントは「端末は長期利用×中古リセール」。
3年ごとにSIMフリー機をメルカリで売却・買替することで、実質負担を月500円以下に抑えています。
3. 保険:内容を理解した上で“整理”する
FP相談で最もムダが多いのが「保険の過剰加入」。
特に、医療保険や学資保険の“二重払い”が目立ちます。
我が家では、
・生命保険は「掛け捨て+最低限」
・医療は「高額療養費制度+共済」で補う
・学資保険の代わりに「つみたてNISA+児童手当口座」
これにより、保険料は月27,000円→12,000円に削減(▲15,000円)。
年間18万円のコストダウン。浮いた分はそのままつみたてNISAへ回しています。
4. 光熱費:契約プランを変えるだけで月3,000円減
「節約=電気を消す」ではなく、“契約プランを変える”だけで成果が出ます。
我が家では、2023年に電気会社を「地域電力」→「ENEOSでんき」に切り替え。
同時にガスもまとめて「セット割」適用。
平均月1.1万円→8,000円台に。
年間3.6万円の削減+ポイント還元で実質4万円近くの効果が出ました。
FP目線で言うと、「電気料金=固定費+変動費のW構造」。
請求書の「基本料金」「再エネ賦課金」をチェックすると、見直し余地がすぐわかります。
5. “貯まる家計”の最大のコツは「仕組み化」
FPとして家計管理を支援して感じるのは、節約を“気合い”に頼る家庭は続かないということ。
続く家庭には必ず「自動化・見える化・共有」の3要素があります。
- 自動化:給料日に先取りで貯金・投資を自動振替
- 見える化:家計簿アプリ(マネーフォワードMEなど)で固定費を把握
- 共有:月1家族会議で「今月どうだった?」を話す
この3つを習慣化しただけで、FP家庭では年間平均で約20万円の黒字化が実現しました。
6. 我が家の“節約→再投資”ルール
節約で浮いたお金は、すべて「未来のための支出」に回しています。
- 食費・通信費・光熱費の削減分 → つみたてNISA
- 保険料削減分 → 教育資金(ジュニアNISA)
- ポイント還元 → 旅行費・外食費(家族の楽しみ)
節約を「我慢」ではなく「選択肢を増やす手段」として使う。
これが、FP家庭がストレスなくお金を増やせている理由です。
まとめ:節約=家族の“幸福度”を高める第一歩
節約は「お金を減らさない」ことではなく、
「大切なことにお金を使えるようにする」こと。
FPとして感じるのは、家計に無理を強いる節約は続かないということ。
“頑張る”節約ではなく、“仕組み”で貯まる仕組みを整えるのが最強です。
あなたの家庭でも、今日からできる一歩を取り入れてみてください。

